いつかが、何度もになった日
いつか、いつか出くわしたい。
そう思ってから
どれくらいたったのだろう。
そんなことさえも
すっかり忘れていた
大雨が降った日のこと。
裏庭がどうなっているのか
窓から見てみると
『えっ!!』
あっちも
『えっ!!』
その瞬間、お互い微動だにせず。
ときが止まったのかのようだった。
クルミをくわえたエゾリスが
二本足で立っていたのだ。
さかのぼること数年前。
草むしりをしていたら
ほっそい木が生えていた。
引っこ抜いてみると
クルミがついていた。
そうリスの忘れ物。
エゾリスがいることを
確信した私は、にんまりし
いつかは見たいと思ったものの
その日は、ちっとも来なかった。
でも、突然来たのだ。
急いでスマホを構えるも
クルミを埋めたら
すぐ林に入っていった。
写真に撮れなくて残念だったが
見られてよかった。
なによりも家のそばにいたことが
うれしかった。
そうしたら
素早い動きで再登場し
クルミを埋めている。
しかも、林に帰っては来るを
何度も繰り返す。
おかげで、しっかり写真に収
めることができました。
もう、このような機会は
ないだろうなぁと思っていたら
2週間ほどの間に
違う場所で2回も見た。
ちょっと拍子抜け。
で、あることを思い出したのだ。
意識を向けたもの
気にしているものが
目についたり
気づいたりするということを。
だから、立て続けに
見られたのかもしれない。
具現化する確率が
ぐんと上がったのだ。
エゾリスの登場に心が動き
いることを確信し
意識を向けたからだ。
3回目ともなると
非日常だったものが
日常へとなっているので
叶いやすくなるのはなおさらだ。
そう考えると
すべてあるの可能性から
自分が選んできているのだ。
手にする
出現させる
出合うなど
具現化させるには
自分が
なにを望み
なにに意識を向けるのか、が
いかに重要かがわかる。
そこが、しっくり腑に落ちれば
いつかが
いつもになり
何度もになっていくのかな。
きっと。
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